ドクター ケイ の AutoCAD 初級講座  Room 801  24

     縮 尺 解 決 ! 「 ビューポート 」 を 使いこなそう   レイアウト を考える

      


  印刷用紙に 「ビューポート」命令を使って レイアウト (図面配置)を更に

  細かく考えて見ます。

  「縮尺設定」と「ビューポート」の関係は前回で説明しました。

  一つの「ビューポート」には必ず  [表示」−「ズーム」−「倍率」 「nXP」 で

  決定した縮尺が 一対の関係で存在します。 

  これらは ビューポートを表示するコマンド(命令)と 縮尺決定するコマンドが

  AutoCADに準備されているので、指示に従って実行すれば良い訳です。 

  「AutoCADは縮尺が解りにくい」 とよく聞きますが、実際のところ

  「ビューポート」 × 「表示」-「ズーム」−「倍率」 (印刷縮尺決定) 

  の流れを理解していればそれほど難しいことではありません。 

  むしろ AutoCAD側が 「ビューポート」⇒「レイアウト配置設定」 、「倍率」⇒「縮尺変更」

  などと感覚的に解りやすい コマンド名称を最初から工夫してくれれば十分です。 

  日本向け開発チームの日本語翻訳のまずさが目立ちます。







 
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  「ビューポート」と縮尺をコントロールする便利なアイテムがあります。

   ツールバー 「Viewports] (図24-1) です。 

  表示するには 

     「表示(V)」−「ツールバー(O)」 で 「カスタマイズ」ウインドーを表示させます。

     「ツールバー」 タブの 「ツールバー(T)」 ツールバー一覧窓の

     「Viewports」 を チェックします。 (図24-3) 

     「閉じる(C)」 クリックで 「Viewpots」 ツールバー (図24-1) が表示されます。

  
   「Viewpots」 ツールバー (図24-1) を さらに使い便利をよくするため

    のアイコン [表示」−「ズーム」−「倍率」 コマンドを 自分で追加してあります。

   追加方法は 第4回目の講座を参考にして下さい。 


図24-1
    
  
図24-2
 
図24-3
 






 
   のアイコンは追加方法は

   「カスタマイズ」 ウインドー -  「コマンド」 タブ 

     「分類」−「表示」 「コマンド」-「倍率ズーム」  です。 (図24-3)

    直接 ドラッグして Viewpots に持っていきます。 

    「閉じる(C)」で カスタマイズ 完了します。
  
図24-3
 
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  「Viewport」 ツールバーの使い方

  前回 22回目でA4用紙に2つのビューポートを作りました。 

  それぞれのビューポートに S=1/20 と S=1/50 のレイアウトをしました。

  その画面に 「Viewport」 ツールバーを表示させて働きを確かめます。

  (図24-5)は 「ペーパー空間」 「レイアウト1」 「モデル」 選択状態です

  左側の「ビューポート」をアクティブにします。 左 ビューポート枠の内側をクリックします。

  アクティブになるとビューポート枠が太くなります。

  「ビューポート」 ツールバー の縮尺表示が 1:20 となっています。

 
図24-5
 
  
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   同様に右側のビューポートをアクティブにしますと

  「ビューポート」 ツールバー の縮尺表示が 1:50 とります。

  これで、ビューポート内の印刷縮尺をリアルタイムで確認するのが楽になります。

  また, 縮尺表示窓の右の矢印をクリックしますと 主な縮尺のリストが表示されて

  縮尺を選択しますと アクティブな「ビューポート」の印刷縮尺を変更できます。


  リスト以外の縮尺を選ぶときはちょっとしたコツがあります

  縮尺表示窓は残念ながら 計算機能がありません、 

  ですから 1:30 に 設定したい場合は

   1÷30=0.03333333 と自分で計算した結果を数値で入力しなければなりません

  今 0.03333333 と打ち込みますと 表示は 1:30 となります。 理屈からいうと

  不思議です。 どこかで 0.0333333 を 1:30と計算しているようです.

  しかし、計算機能はありません。

  1:25 は 0.04ですが 1:25はリストにありません。

  設定のときは 0.04と打ち込みます。表示は 1:25 となるはずですが

  なぜか 0.040000 となります。

  結果は 追加したコマンド  [表示」−「ズーム」−「倍率」 コマンド

  と同じですが、 どうも感覚的に 1/30XP と0.0333333 とでは 

  微妙に違うような気がして私はあえて

   [表示」−「ズーム」−「倍率」を追加しました。

  普段、 印刷縮尺を決定するときはこの倍率コマンドを使うようにしています。

  皆さんはご自由に決めてください。



図24-6
  
 
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  「{ビューポート} ツールバーは便利で重宝するアイテムだと」

  わかっていただけると思います。 

  しかし、この「ビューポート」 ツールバーは「落とし穴」があります。

  「{ビューポート} ツールバーの縮尺表示窓の印刷縮尺はレイアウトの

  印刷縮尺を無視している。」 という事です
。 

  これだけですべてのことを理解できる あなたは縮尺問題に関しては完璧です。

  しかし、ほとんどの人は何のことか理解できないと思います。

  種明かしは、  例によってページ設定 です 

  状態は 「ペーパー空間」 - 「レイアウト1」 です。


  実験をします。 「印刷尺度」 「尺度」 は 通常 1:1 です。 

  確認してから、1:2 に変更します。  OK で 「ペーパー空間」に戻ります。(図24-7)
  
  何か 変ですね、

  


図24-7
 




















  図24-8 と 図24-6,図24-5を見比べてください。

  図24-8は レイアウト1 印刷縮尺設定が 1:2 になっていることがわかります。

  今、右側の「ビューポート」がアクティブになっています。一辺が3000mmの正方形が

  「印刷設定」 1/50xp で S=1/50で設定してさらに レイアウト1 を S=1/2に設定
  
  したので 右側のビューポートの正方形は S=1/50 の1/2 で 

  縮尺は S=1/100 が正解です。

  しかしながら 「ビューポート」 ツールバーの 印刷縮尺表示窓は 1:50 です。

  左側 ビューポートをアクティブにすると 印刷縮尺表示窓は 1:20 です。

  やはりおかしいです、 正しくは 右側は 1:100 左側は0.025 と

  表示されなければなりません。

  AutoCAD開発者のちょっとしたミスのように思えます。

  ここまで便利のよいアイテムを準備してくれたのですから、 

  ペーパー空間の印刷縮尺とシンクロ(自動連動変化機能)することは

  プログラム上簡単ことなのでぜひとも改良していただきたいです。

  私は現在 AutoCAD 2000LTを使用しています。AutoCAD 2000LTi と 

  AutoCAD2002LT に関してはまったく使ったことがありません。

  もし、どなたか AutoCAD 2000LTi または AutoCAD2002LTで

  すでに改善されていることを確認できましたら こちらに知らせてください。 

  訂正させていただきます。


図24-8
 






  まだ問題があります。

  仮に 1mを 1作図単位として 図面を描いた場合、 

  図24-8 を参考にしますと ペーパー空間の印刷尺度は 1:1 で S=1/1000です

  それから 1:2に 変更しましたので 現在は S=1/2000 となっています。

  右側のビューポートの正方形は 1辺が3000mですから 印刷縮尺は S=1/50,000です

  さらに ペーパー空間は S=1/2,000 ですので 結果 右側のビューポートは

  S=1/100,000 となります。 縮尺表示窓の印刷縮尺は正しく表示されません。 


 これらの問題は特殊な使い方をした場合に起こる不都合です。

 普段はほとんど気にすることはありません。

 むしろ、たいへん便利ですので 大いに活用したいものです。

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