ドクター ケイ の AutoCAD 初級講座  Room 801  23

     縮 尺 解 決 ! 「 ビューポート 」 を 使いこなそう  続きの続きの続き

      














   22回目で 「ペーパー空間」 の 「レイアウト1」のA4用紙に一つのビューポートを

  作り 1000mmの正方形を表示させました。 ここまで来ると、3000mmの正方形も

  同じA4用紙に表示させたいです。 


  1000mmの正方形 と 3000mmの正方形 を同じレイアウト1に表示させるには。

  1000mmの正方形は縮尺 1/20 、 3000mmの正方形は 縮尺1/50 

  くらいでないとA4用紙には収まりません。 

  一枚の用紙にそれぞれの縮尺で図を配置することを「レイアウト」と呼んでいます。

  「レイアウト1」は印刷用のページの名前です。 「レイアウト」とは別物ですが、

  本来は「レイアウト処理」を行った画面が「レイアウト1」の画面です。


  まず、前回の「レイアウト1」 1000mmの正方形を 1/10で表示した

  画面を再び用意します。

  ビューポートを消去して真っ新の用紙にします。

  画面は 「ペーパー空間」 - 「レイアウト1」 です。 

  もし、 「モデル空間」 を表示していれば、左下のタブで「モデル」をクリックして

          「ペーパー空間」に切り替えます。

  「ペーパー空間」 - 「レイアウト1」を表示させていて、 右下の

  「ペーパー」、「モデル」 切り替えが「モデル」になっていれば、

    モデルをクリックして 

     「ペーパー」に切り替えます。
  
  「ペーパー空間」-「レイアウト1」 「ペーパー」 にして下さい。

  ビューポートを消去します。

  「ビューポート枠」に「クロスカソール」を持っていきクリックして下さい。

  正しく「ビューポート」をクリックしますと「ビューポート枠」の線が 

  実線から点線に変わります。

  同時に四隅に「クリップ」(22回目参照)が現れます。

  編集モードになった事を示しています。  (図23-4)



図23-4

    











  もし、うまく編集モードに出来ない場合は ちょっとしたこつがあります。

  「クロスカソール」の交差点に小さな四角があるでしょうか。   

  これを「ピックボックス」と言います。

  「ピックボックス」は選びたい線や文字や図形など(これら.すべてを

  オブジェクトと呼んでいます)を選択しようとする時、 「クロスカソール」はただの

  点の場合、非常に捕まえにくいので、 ある程度の幅を持たすことでオブジェクトを

  捕まえやすくします。 これが 「ピックボックス」です。 「ピックボックス」に少しでも

  オブジェクトが引っかかっていれば オブジェクトを捕まえることが出来ます。

  「ピックボックス」は大きさを変える事が出来ます。 「ピックボックス」の大きさは

  大きいとオブジェクトを捕まえ安いのですが、必要の無いオブジェクトまで捕まえて

  しまいます。 小さすぎるとオブジェクトを上手く捕まえることが出来ません、

  どれくらいの大きさが適当かは、いちがいには言えませんがAutoCADを使っていく内に

  人それぞれの大きさが決まってくるようです。最初は少し大きめが良いでしょう、

  慣れて来ると小さくするようになりますが、 さらに使いこなすとその目的におおじた

  大きさに変えるようになります。

  「ピックボックス」 の大きさを変える方法は 

  「メニュー」-「ツール」-「オプション」-「選択タブ」

  で 「ピックボックス サイズ(P)」 のスライドを移動させて大きさを決めます。

  右方向が 大きくなり、 左方向で小さくなります。


図23-6

 
  











  「ピックボックス」はこれくらいにして、 「ビューポート」を選択したら 

  Deleteキーで 消去します。「ビューポート」が消えて、1000mmの正方形も

  消えましたでしょうか。  A4用紙は 真っ新になります。



  では、改めて 2つの「ビューポート」を作ります。 

  前回は新規に「ページ」 (レイアウト1)を作ったとき 自動的に「ビューポート」が

  作られる機能を利用して 「ビューポート」を説明しましたが、

  これからが 本来のビューポートの作り方です。
.
   「メニュー」-「表示」-「ビューポート」-「1ビューポート(1)」  です。

    

  ビューポートの1点目を指定 または … …  と出ます。
 
  用紙の左上の適当なところをクリックします。 (図23-8)

  マウスを右下へ移動して下さい。 ビューポート枠が右下に向かって広がります。

  適当なところでクリックして、「ビューポート枠」 を確定して下さい。(図23-9)


図23-8
  
図23-9
  












  
  同じ動作を もう一度 繰り返します

  「メニュー」-「表示」-「ビューポート」-「1ビューポート(1)」 です。

  こんどは 用紙の右半分にビューポートを作ります。.

  中央上 右よりの適当なところをクリックして (図23-10)

  右下へ移動しクリックします。 

  A4用紙に2つのビューポートが出来ました。 (図23-11)

  ビューポートを表示するコマンド ”vports” は 頻繁に使うコマンドではないので

  あえて アイコンを使っていません。 もし アイコンがあったら便利と思う人は

 AutoCAD が 最初から. ツールバー Viewports と言うのを.持っています.。

 「表示」-「ツールバー」-「カスタマイズ ウインドー の ツールバー」で 

  ”Viewports” を選びます。 試してみてください。


図23-10

  
図23-11

  

    「ペーパー」から  「モデル」に
      
    切り替えて下さい。 後で作った、「ビューポート」が 「モデル」になっています。 

    「ビューポート枠」が細い線から太い線に変わっています。

    AutoCADでは「ビューポートがアクティブになっている。」と言います。 

図23-12
   
  













  左となりの「ビューポート」にカソールを移動して 「ビューポート」の枠内の

  適当なところでクリックして下さい。 右側の「ビューポート」が普通の枠線になり 

  左側の「ビューポート」がアクティブになります。

  「ペーパー空間」 「レイアウト1」 「モデル」 の選択状態 で

  「ビューポート」の枠内をクリックすることで その「ビューポート」をアクティブ に

  することが出来ます。   (図23-13)

  ただし、 アクティブな「ビューポート」は一つだけです、 複数のビューポートを 

  同時にアクティブにすることは出来ません。


  
図23-13
   










    レイアウトの初歩です。 

  左側の「ビューポート」に 1000mm の正方形を 縮尺 1/20 で表示します。
  
  前回 22回目を参考に 左側のビューポートにとりあえず図を表示させます。

    

   「メニュー」-「表示(V)」-「ズーム(Z)」-「図面全体(A)」 で 

   1000mm と3000mmの正方形を 縮尺 不明で表示させてます。 (図23-15)

  
図23-15
  






   1000mmの正方形をビューポートのほぼ真ん中に

     リアルタイム画面移動コマンドで 移動させます。 (図23-17)

図23-17
  





nXP

  次に この「ビューポート」を 縮尺 1/20 に指定します。
  
  「メニュー」-「表示(V)」-「ズーム(Z)」-「倍率(S)」 です。
  
  前回 22回目の説明のとおり 1/20xp ”Enter” で 

  1000mmの正方形は 縮尺 1/20で 表示されます。  (図22-18)

     リアルタイム画面移動コマンドで 

   位置の修正をて配置のバランス.を取ります。

図23-18
 
2









  次に右側の「ビューポート」の枠内をクリックして アクティブにします。
  
  3000mmの正方形を 縮尺 1/50で表示します。
   
  全体を表示するために

   「メニュー」-「表示(V)」-「ズーム(Z)」-「図面全体(A)」 で 

   1000mm と3000mmの正方形を 縮尺 不明で表示させてます。 (図23-19)
図23-19
  




  
    3000mmの正方形を 「ビューポート」 のほぼ真ん中に

     リアルタイム画面移動コマンドで 移動させます。 (図23-20)

図23-20

   




  次に このビューポートを縮尺 1/50 に指定します。
  
  「メニュー」-「表示(V)」-「ズーム(Z)」-「倍率(S)」 です。
  
   1/50xp ”Enter” で 3000mmの正方形は 縮尺 1/50で表示されます。 (図23-21)

     リアルタイム画面移動コマンドで 位置の修正をて配置のバランス.を取ります。

図23-21
  











     モデル を  ペーパーに切り替えて

  印刷します。  印刷の結果  1000mmの正方形は 縮尺1/20 ですから

   一辺が50mm になっていれば 正解です。

  3000mmの正方形は 縮尺1/50 ですから

  一辺が60mmになっていれば正解です。 (印刷イメージ 図23-23)

  いかがでしょうか。 これで A4用紙に 1000mm と3000mmの正方形が 納まりました。

   AutoCAD のレイアウトは 複数のビューポートを作って、それぞれの

   「ビューポート」 に縮尺を決めて 用紙 に配置することで決まります。


   次回では ビューポートの使い方をさらに細かく説明していきます。

  
図23-23
  
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