縮尺のテクニック 導入 「縮尺の話」
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解っている様で解らないのが縮尺です。
縮尺を十分理解していれば CADの縮尺設定も簡単なのですが
益々、CADを近づき難い物にしています。
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縮
尺
の
原
点
基
本
は
ミ
リ
メ
ー
タ
ー
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前回 第12回目 で レイアウト1に A1用紙を設定しました。
この 「レイアウト」と言うのも 下手な日本語訳でと思います。
「レイアウト」=「印刷用紙」 がわかりやすい表現です。
今、A1用紙を選んでいます。 このA1の白い範囲の中に図面を書くわけです。
そして プロッターで打ち出します。 これで図面が出来上がります。
日本において縮尺の原点は mm(ミリメーター) です。
実際は1mmが 図面上の何mmを表すかで縮尺を決めます。
実際は1mmが図面上の1mmであれば
原寸 すなわち 1/1 又は、1:1 です。
実際は1mmが図面上の2mmであれば
縮尺 1/2 又は、 1:2 です。
実際は1mmが図面上の10mmであれば
縮尺 1/10 又は、 1:10 です。
実際は 1mmが図面上の50mmであれば
縮尺 1/50 又は、 1:50 です。
実際は1mmが図面上の100mmであれば
縮尺 1/100 又は、 1:100 です。
実際は1mmが図面上の1000mmであれば
縮尺 1/1000 又は、 1:1000 ですが。
実際は1mmが図面上の1mであれば
縮尺 1/1000 又は、 1:1000 です。 同じ縮尺です
実際は 1mmが図面上の1kmであれば
縮尺 1/1,000,000 (100万分の1)又は、 1:1,000,000 です。
逆に
実際は 1mmが図面上の0.5mmであれば
縮尺 2/1 (2倍) 又は、 2:1 です。
実際は2mmが図面上の1mmであれば
縮尺 2/1 (2倍) 又は、 2:1 です。 同じ縮尺です。
実際は1mmが図面上の0.1mmであれば
縮尺 10/1 (10倍) 又は、 10:1 です。
実際は10mmが図面上の1mmであれば
縮尺 10/1 (10倍) 又は、 10:1 です。同じ縮尺です。
実際は1mmが図面上の0.001mmであれば
縮尺 1000/1 (1000倍) 又は、 1000:1 です。
実際は1mが図面上の1mmであれば
縮尺 1000/1 (1000倍) 又は、 1000:1 です。同じ縮尺です。
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くどいようですが
縮尺1/2で 10mmの正方形を書くときは
実際は5mmの正方形が図面上の10mmの正方形です
縮尺1/10で 100mmの正方形を書くときは
実際は10mmの正方形が図面上の100mmの正方形です。
縮尺1/1000で 10mの正方形を書くときは
実際は10mmの正方形が図面上の10mの正方形です
今、縮尺1/500 で 25.386m の直線を書こうとすると。
図面上は 50.772mm の直線を引きます。
計算式は
25.386×1000×1/500=50.772 となります。
25.386×1000 は 25.386m を1000倍して25366mmに換算します。
なぜなら 縮尺はすべてミリメーターが基準単位だからです。
25366mmの500分の1が図面上の長さです。
25366×1/500
=25366÷500
=50.772mmとなります。
基本的にはすべての図面はこのようにして書きます。
実際の物体を縮尺を決めて、図面に書くときは
現物の長さを 縮尺値 で割った長さで描く (図13-1)
縮尺のある図面を書くことは、非常に根気の要る作業です。
少し楽しようとすれば 三角スケールや縮尺スケールを使います。
いずれにしても、A1用紙など限られた範囲のなかで図面を書こうとすれば
どれくらいの縮尺で、どのように配置するかで図面の出来栄えに影響します。
AutoCADでもまったく同じ事です。 ここで AutoCADを使うことは 紙に向かって
手で描くと事と同じこと、 1回目から言ってきたことを思い出して下さい。
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| 図13-1 |
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縮尺が解らない図面があります。 図面には 必ず、 寸法が記入されています。
今、三角形の底辺が5mとなっています。
図面の縮尺を知ろうとすると。まず、実際に長さを計って見ます。
20mmでした。 縮尺を求める計算は
20mm ÷ 5000mm = 0.004 となります。
しかし これでは縮尺表示がわかりにくいので
20mm ÷ 5000mm
= 20 / 5000
= (20÷20) / (5000÷20)
= 1/250 縮尺は1/250です
又は
20mm : 5000mm
= (20÷20) : (5000÷20)
= 1 : 250 縮尺は1 : 250です。
縮尺が解らないときは 物体の長さを 図面の実際の長さで割る。
17mm÷51.0mm
=1/(51÷17)
=1/3 (縮尺) (図13-2)
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| 図13-2 |
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AutoCADでは この回で説明した縮尺を元に更に もう一つ要素が加わります。
第1回目でも触れまいしたが基本単位をフィート/インチかメートルかを最初に決めます。
迷わず、 メートルを選びます。 取りあえず メートルだけで 事を進めます。
メートルを選んだ時点ではまだ、 (図13-3)
基本単位を mmにするか cmにするか mにするか 又は、kmにするか
決めていません。 何も考えない場合 基本単位はmmです。
どうしてもと言う場合は 基本単位が cmやmやkmで無ければなりません。
測量座標を扱う場合は基本単位はメートルです。
では、どのようにして 基本単位を決めるのでしょうか?
「答えは」
自分勝手に AutoCADの1単位を 1mm と心の中で決め込むか
1単位を 1m と心の中で決め込めば良いのです。
基本単位を決める、コマンドもオプションもAutoCADにはありません。
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| 図13-3 |
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AutoCADの 1単位とは何か
これは実際に1単位 1mmなのか 1インチなのか 1ドットなのか
まったく解りません。 ただ一つ 1単位を表示してくれるのは
画面左下の数字だけです。.

今、 これから描こうとする図面を 標準的な
基本単位であるmmで書いて行こうとすると
100mm は 100単位です。
1m は 1000単位です。
これから描こうとする図面の
基本単位を mで書いて行こうとすると
1m は 1 単位です
100mm は 0.1 単位です
1mm は 0.001単位です。
このことから言える事は 「1単位は自分で決めた基本単位のこと」 です。
1単位=1mmのとき
100mm は 100単位 = 100mm
1m は 1000単位 = 1000mm
1単位=1mのとき
100mm は 0.1単位 = 0.1m
1mm は 0.001単位 = 0.001mです。
当たり前のようですが 非常に大事なことです。
しかし、 縮尺は 1単位=1mm 1単位=1m など勝手なことは許されません。
日本の製図では 1/1 は ミリメートルです。
この1/1は ミリメートルを厳格に要求して来るのが 印刷のときです。
プリンターやプロッターが正確な縮尺で正確な長さを打ち出して、
初めて図面が出来上がります。
コンピューターのディスプレー上で編集している間は
それほど縮尺は問題にはならないはずです。
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縮尺の説明が長くなりましたが 大事なことですので しっかり理解して下さい。
まだまだややこしいです。
次回から 実際の例を元に更に詳しく説明して行きます。
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