ドクター ケイ の AutoCAD 初級講座   Room 801   11


  点線、一点鎖線の秘密 続き、 続き、 続き  

 
 点線や一点鎖線がどうもうまく引けない。 AutoCADに慣れてからもよくある問題です。

 直線以外の線種の性格を少し掘り下げて考えてみます。
     









 

  点線、 一点鎖線 の コントロール。 



   前回 第10回目 で 線種の倍率を変える方法を少し触れました。

   「形式(C:)」−{線種設定(N:)」 で 「線種管理」を表示させます。 (図11-1)

   「線種管理」は 結構 頻繁に使いますが、残念ながら 「線種管理」のアイコンが
   用意されていないので個人的には  このようなアイコンを作っています。 (図11-2)

   (図11-1)の下 詳細を見てください。 もし詳細が表示されていなければ、

   右上の詳細を表示ボタンをクリックして下さい。

   「グローバル線種尺度(G): 」 と 「現在のオブジェクトの尺度(O): 」 は 
  
   1.000 になっています。 この状態が標準です。 

   更に 左の方に 「尺度指定にペーパー空間を使用(U): 」の
  
   チェック (白い正方形の窓)が 白空白になっています。 

   これは、もう少し後で詳しく説明します。

   「グローバル線種尺度」 や 「現在のオブジェクトの尺度」 はAutoCAD独特の
  
   表現方法です。 たぶんオリジナル版(英語)の訳です。

   しかし芸がないというか、 センスの悪い英訳です。

   AutoCAD全体に言える事です。 開発者にもんくを言いたいです。

   下手な英訳が AutoCADを 取っ付きの悪い物にしています。

   ここでは 「グローバル線種尺度」や「現在のオブジェクトの尺度」の 

   「尺度」は 「倍率」 と書き直します。


図11-1
図11-2















  まず最初に扱うのが 「現在のオブジェクトの尺度」 です。

  実験してみます。 (図11-4)

  最初を「現在のオブジェクトの尺度」を1.000倍(標準)で点線、一点鎖線を書いてみます。

  次に「現在のオブジェクトの尺度」を2.000倍にして 点線、一点鎖線を書いてみます。

  次に「現在のオブジェクトの尺度」を3.000倍にして 点線、一点鎖線を書いてみます。

  「現在のオブジェクトの尺度」の倍率の変更の仕方は 



  白窓の 1.0000にかソールを持っていき 右方向へドラッグして 青反転します。

  そのまま キーボードから "2" "Enter " と打ち込んで "OK " すると 2倍になります。



   あとは同じ要領で倍率を変更して下さい。


図11-4

  



  倍率を 標準(1倍) から 2倍 3倍 と変化させた結果が (図11-4)です。

  標準(1倍) を基準に 正確に 2倍 3倍になっています。

  倍率ですので。 0.1倍でも 0.001倍でも正確に変化します。

  また、100倍、1000倍でも同じことです。


  ここで注意すべきことは 倍率の変化が すべての線種に同時に影響しています。

  線種は 点線、一点鎖線だけではありません、呼び込めることの出来る線種は

  沢山あります。その線種すべてが 同じ倍率になります。 

  当然 実線 も倍率変化しますが、見た目は変わりません。

  それと 線の太さは倍率が変わっても変わりません。

  実際の製図では 点線の大きさを何通りか使うことが多いです。

  そのときは、面倒でも毎回倍率を指定して変えなければなりません。 

  そのためにも(図11-2)のようにアイコンを用意しておくと便利です。

  点線や一点鎖線などを自由に使いこなすためには、

  「現在のオブジェクトの尺度」でコントロールします。














 

  次の実験です 

  「グローバル線種尺度」 を標準(1.000倍)から 2.000倍に変えてみました。 

  変え方は現在のオブジェクトの尺度と同じです。

  グローバル線種尺度の 1.000を 2.000に変えます。 

  (図11-5)はグローバル線種尺度を1.000倍(上の枠) 

  とグローバル線種尺度を2.000倍(下の枠) の変化の様子を示しています。

  線全体が単純に2倍になっています。

  「現在のオブジェクトの尺度」 で細かく使い分けてきた線を

  「グローバル線種尺度」 で一括して倍率を変えられる のが

  「グローバル線種尺度」 であるとわかります。

  「グローバル線種尺度」の特長は現在のオブジェクトの尺度と同じ方法で

  倍率を変化できるが、 図面に 一つの 倍率しか許されない

                                  と言う 性格です。



図11-5

  「グローバル線種尺度」 と 「現在のオブジェクトの尺度」をどのように使うかを
  
  次回も続きます。

 
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