HAMIchin仮面の土木・測量教室   Room 711   8回 


   ToraX” 、”ToraY”  関数の マクロの内部へ入ります。

 


  ToraX 関数の構造。

  ToraX() 関数が正しく仕事をするには。 
  
  新しい関数 Hokokaku() と Dms() の2つの関数の助けが必要です。

    Hokokaku() は 2点間の 方向角を求める 関数です。

    dms() は 観測角度が 度分秒の形を ラジアンに変換する関数です。


図8-1


  ToraX() 関数の 計算順序は

    機械点から後視点の方向角を Hokokaku()関数で 求めます。

    観測角度を dms()関数を使って ラジアンに変換します。

    Hokokaku()で求めた方向角とdms()で変換した観測角度をたして

    機械点から見た視準点の方向角を求めます。

    観測距離と視準点の方向角を使って視準点のX座標を計算します。  (図8-1)

       以上の順序で Tora()関数はX座標を求めています。
    


  ラジアン(rad)って.何?   角度(deg)を ラジアン(rad)に 変換します

    コンピューターは分度器を持っていません。 残念ながら角度を度分秒では

    ややこしすぎて、認識できません。


    そこで、ラジアンが登場するわけです。 ラジアンは角度のような60進数ではありません。

    10進数で表します。 コンピューターでは認識しやすい訳です。


    円周を計算する方程式は 円周=2×半径×π です。

    学校では 円周=2πr 「ニイ パイ アール」  と習いました

    円周率 π (パイ) は 3.14 と習いましたが 

    コンピュータでは π=3.14159265358979 で計算しています。


    ラジアンは円周の計算を利用して、

    半径が1としたときの円弧長で角度を表します。 

    半径1は 1kmでも1mでも1cmでも1mmでも良いのですが。

    わざとに単位をつけないで 特に 半径1の円を単位円と呼んでいます。


    半径1ですので 円周は 2×π×1=2π となります。

    2π は円周一回りですので ひとまわり 360°=2π (ラジアン) です。

    180°は 360°の半分 なので 2π÷2=π   180°= π (ラジアン) です。

       1°は 180°= π(rad) から わかるように 

      1°= π/180° ⇒  1°= 3.14159265358979/180

      1°= 0.0174532925199433 (rad) 普段は 0.01745 rad で十分です。


    普段 電卓や計算式では 無理に 1°= 0.0174532925199433 を意識しないで

    たとえば 32.845°をラジアンに変換するときは

      32.645°= 32.645×π/180 =0 .569762734313549 rad となります。

      32.645°= 32.645×0.0174532925199433 = 0.569762734313549 rad 

    同じ結果になるますが。 いちいち 0.0174532925199433 と打ち込んで

    計算するのは非常に手間の掛かることなので。

      1°= π/180 rad で計算します。


    この、ラジアンが コンピューターが座標計算をあつかう場合 たいへん役に立ちます。




図8-2



   線形計算では 点間距離と曲線半径がわかっていれば

   角度は 点間距離 ÷ 半径 (rad)です。

   逆に 狭角と半径がわかっている場合は 点間距離は 角度(rad) × 半径 で計算できます。

   このように、コンピューターを使って計算する場合は角度をラジアンで計算すると非常に便利です。

   したがって ややこしいですが 角度をラジアンに変換して計算しています。


図8-3  


  上の表 (図8-3) でわかるよう 角度をラジアンに変換するには

     ラジアン(rad) = 角度(°) × π / 180   で計算します。

     主な角度は 180°= π (rad)を中心に 

             90°であれば 1/2倍 

             45°であれば 1/4倍

          また30°のときは 1/6倍

                        と覚えておくのも便利です。







  次回は Hokokak() の働きを説明します。





  エクセルのファイル 「座標計算シート」 (有料) を用意しました。 
(図5-3)

  このファイルで ToraX、 ToraY 関数のマクロが完全に表示されます。

      トラバー計算、逆トラバー計算を一つの画面で処理する標準フォーム

      標準フォームページを即、使うための解説

      VBA による 座標関連関数 のリソース(プログラム)の公開

      リソースの解説のための計算例

      プログラム作成のための補足説明

                      が含まれています。

   この講座は 順次回を重ねていくと 最終的には 「座標計算シート」が出来上がります。

   前もって 「座標計算シート」を手元に置かれて 参考にしながら 実際に作動させて
     確認していただくと よりいっそう理解しやすいです。

   また、本講座と 「座標計算シート」があれば 本格的な、座標計算やVBAの教材としても
     十分に活用できるものと考えております。


     テキストファイル入手方法は下欄でお確かめ下さい。




    ”エクセル” ファイル 「座標計算シート」 申し込み方法

      ファイル代金 ¥2,000円 を下記の銀行に振り込んで下さい。

   恐れいりますが、 メールにて

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         口座番号  1034509
         永井 俊   (ナガイ タカシ)

         ファイル代金 ¥2,000円



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